母は、今は、ひとり暮らしがとてもむずかしい状態になって、ご縁のある施設で暮らしている。
ここに至るまでのすったもんだもあったけれど、ひとり暮らしのときと違って、規則正しい食事、持病のために必要な食制限も守られて、薬の飲み忘れもなく数ヶ月たって、以前のように元気になってきた。

多少の痴呆が出ていいる。この物忘れ以外は、施設でも食事の支度を手伝ったりしている。
料理を作ることは、とても生きがいのようで、おかげさまで以前の元気さをとりもどしてきた。

店を閉めてから「店を引き継ぎたい」という方から、お声をかけていただいていた。母は直感と身体で覚えた技術が多く、人に教える、ましてや全くの素人の人に教える術もない。また、体力的にむずかしいのですべてお断りしていた。

その話を聞いたFさんの「そんな何も肉を知らない人ができるっていうのなら、自分がやりたい」という一言を母が聞いて、

「あの人になら教えられるよ。やってもらいたいな」と満面の笑みで言ったのがきっかけで、できるかできないかよりも、その実現をしたい気持ちが先に働いて「やろう!」ということになった。Fさんは、ずっと、人知れず母をサポートしてきてくれた方で、母の信頼が厚い。

母をアドバイザーにして、ハム職人の弟も加わって、下町ッ子再生プロジェクトが始動した。ここで、今までのことや、これからの状況を、伝えていこうと思う。

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ステーキ茶屋 下町ッ子(ステーキ茶屋 下町ッ子)


■すっかり元気になった母。孫娘との小旅行。