あけましておめでとうございます。

新年早々、母はダウンしました。年末に、以前収録された番組が再放送されたらしく
年始早々、忙しかったようです。ただ、年末年始には、ふだん近くにいない孫も来ていたり
休みでほっとして年末の疲れが出たり、年始の休みは人が来たり、出かけたりが多いので、
よおどつかれたのでしょう。めずらしく体調を崩しました。
高熱が出ました。幸いインフルエンザではなかったようです。

それでも、母は店を開けようとします。一度、開けて、、、やっぱり無理だと閉めます。
高熱にうなされているときでも「1日寝て、なんとか次の日は開ける」ということを意識しています。
若いころ肉屋をしていたときは熱が少しあるくらいでは休んだことがありません。
そのころやり通したことが本人の基準になっていて、「知らずにお客さんがいらしてくれたら、、、」と
今でも、毎日、店を開けようとします。

毎朝、電話越しの声で「入院すれば?」と思うような段階から体調が回復してくる様子をみていて
近所にいる弟や妹、姪からの情報などを聞きながらも休むように言い続けました。

「ずっとなにもしていないなら、店で倒れて死んでも本望」と、よく口にしますが
ほんとうにそんなことになったら洒落にもならないと諭したり、、、ま、どう考えても開けられない状態でも
開けようとします。1日、1日、朝に電話で様子をチェックしながら説得が必要です。
いついつまでは休んだほうがいいということでは納得できないようです。

休んで5日目の今朝は、ほぼ元気なのもわかりますが、ずっと休んでいたので体力が足らない感じでした。
もう1日休んで、定休日2日を過ごせば、来週から時間短縮でも営業を始められると思いました。

「きょうは、開けないと」という母に、若い時とは違うから、そういう考え方は間違っていると言いました。
少しでも長く続けるというのは、こういうときに無理をせずにしっかりと休むことだと。

なにか思うことがあったのか、めずらしく素直に「そうだね。もう1日休む」と言いました。
この仕事を少しでも長く続けたいという想いが強いんだなぁと、改めて思いました。

ある意味、高齢な母が、ひとりで店を続けていられるのは、お客様へご迷惑をかけながらのことかも
しれませんね。いつも、母を支えてくださるお客さまたちの存在のありがたさと母の幸せを改めて思った
母の体調不良の日々でした。