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下町ッ子が行く!64歳の夢実現
  下町ッ子の主、松澤瑛恵(てるえ)です。
ずっと、松金という肉屋で、和牛ひとすじの職人でした。

仕事は10歳のころからしてますが、いちばんやりたい仕事を、やっと、64歳で始められました。10人もはいるといっぱいになる小さな店です。

列車大工の父の顔は覚えてないくらいのときに亡くし、家族のために長く仕事をしてきたいので、今は、毎日、好きなことをさせていただいて、みなさんとお話ができて、ありがたい毎日です。楽しいです。

わたくし、ひとりで、やってます。大変な面もありますが、気楽でもあります。(笑)

高見牧場から届いた大きなもも肉を、ここはステーキに、これはシチュー、細かいところはハンバーグ、、と自分で切り分けます。この切り方ひとつで、みなさんに出せるお値段が、安くも高くもなります。真剣です。でも、ワクワクします。私も、職人なんだなって、思います。

おいしいんですよ。と、いつも言います。

もう、3年目に入りますから、以前来た方のご紹介でいらっしゃる方も増えてきています。

この間も、あるお客様が、「うまい、って言うんで、かなり期待して来たけどいいの?おいしいんだよね?」と、入っていらっしゃいました。

「ええ、おいしいですよ。期待してください」と、お迎えしました。

特選神戸牛のランプのステーキを、召し上がりながら、うん、うん、と、唸りながら召し上がってました。

「ほんと、うまいねぇ。おいしかった。また、来るよ」

私が、店をしていて、いちばん幸せなときです。もう、年齢も年齢ですから、商売というよりも、楽しみで店をやってます。

なにが、楽しみって、自慢の牛肉をさわっていられるのと、また、その肉を、お客さんにおいしいと、言われることが、なによりもうれしいのです。

牛肉は、ぴんからきりまで。私は、ずっと、肉屋をしてました。そのころから、和牛一筋です。

おかげさまで、今のように、小さい店になっても、牧場直営の肉屋さんから、A5クラスのランプをそのまま取り寄せます。

自分で、全部、きれいにカットします。捨てるところは全然ありません。
下町ッ子で使ってる牛肉は、すべて、この和牛のステーキ用の肉ばかりです。だから、味が違うんですよ。

どうか、牛肉の味にはうるさいとおっしゃる方がいらっしゃいましたら、一度、いらしてください。

たくさんお金を使って牛肉を食べ歩いてる方は、値段にもびっくりします。なにしろ、この値段、私の肉屋時代に生で売ったいた値段よりも安いです。(笑)

「お母さん、おいしいね。この値段じゃあわないでしょ。」

「はい。でも、私は最後まで、たとえ、週1日でもいいから、仕事を続けたいんです。私の仕事は、ほんとうの和牛のおいしさをお届けすることですから。もう、おばぁちゃんだから、商売じゃないですよ。(笑)」

だから、値段で安物だと思って、おいしくないと思う方もいるようなんです。(笑)

私が職人として、自信を持ってだせるものしか使ってません。ほんとうにおいしい牛肉なんです。

私が、楽しみでやってるステーキ茶屋、ぜひ、一度、いらしてください。

遠くの方には、ステーキ用の神戸牛の通販もしています。私が、息子の店に行って、肉を切って、そちらから発送させていただきます。

私が責任を持って、送らせてただきます。